練習と経験の違い
先日、ある書籍を読んでいると、練習と経験の違いについて書かれており、
その内容が印象に残ったので書き残そうと思います。
その書籍によれば、練習とは能力を高めようとすること、なんだそうです。
当たり前と言えば当たり前ですが、
経験というのは必ずしも能力を高めようとするものではなく、
その点で練習とは異なるのだそうです。
その書籍で例として載っていたのは、自動車の運転の話です。
初めて運転免許を取得するときというのは、運転の練習をします。
練習をしているので、運転の技術は向上します。
しかし、一度免許を取った後は、
数十年運転を続けていても、それほど技術は向上しない人がほとんど。
それはただの経験であって、練習ではないから。だそうです。
この話にすごく納得しました。
沖縄は電車がないため、車社会です。
私自身、車で出勤をしているため、ほぼ毎日車を運転しているのですが、
運転技術は全然高くないです。
そもそも運転がそこまで好きではないため、技術を向上させたいという意識が薄く、
長い時間運転していても技術が向上していないわけです。
これは全ての分野において当てはまります。
もちもんプログラミングにおいても。
1万時間の法則や5000時間の法則というものを聞いたことがある人もいるでしょう。
一つのことを1万時間集中してやれば100人に1人程度のレベルにはなれるというもの。
プログラミングにおいても、1000時間やれば身に付く、という話もよく耳にします。
これらの話は、その時間が「練習」になって初めて成り立つ話です。
ただの「経験」であれば、1000時間やっても、
1万時間やっても成長の幅は限られています。
何かを学ぶために自分の時間を使うのであれば、
きちんと向上する意識を持ち、「経験」ではなく「練習」することを心がけていきたいですね。