AxiZ沖縄ブログ

エンジニア育成学校【AxiZ沖縄】のブログです。

吉本の騒動でみる日本の会社の問題点

今回はニュースで話題になったネタからブログの記事を書こうと思います。

取り上げるニュースは吉本興業のニュースです。
闇営業で反社会的勢力とのつながりが問題視され、
宮迫さん、田村亮さんをはじめとする何人かの芸人の方が謹慎、
あるいは契約解除の処分となりました。

その間で吉本の芸人さんたちは世間から叩かれまくっていました。
しばらくたった後、宮迫さんと田村亮さんが会見を開いたことによって状況は一変。
吉本興業という会社の闇が明るみになってしまいました。

その後、多くの吉本の芸人さんたちが会社に対する思いや意見を述べ、
今後吉本という会社がどうなっていくのか注目を集めています。

この一連の騒動の中で私が印象的だったのが、
多くの芸人さんたちが
「吉本は芸人ファーストでなければいけない」という思いを発していたことです。
そしてダウンタウンの松本さんや東野さんなど、
現役で第一線で活躍している芸人の方達が、
本気で会社を変えようと動いていました。

これは芸人の世界に限った話ではなく、
日本の社会全体にこのような姿勢が必要になってくると感じました。
つまり、現場のことを知っていて、現場の最前線で活躍している人間が、
会社の運営に積極的に関わり、会社の考えを変えていくことが必要だということです。

芸能界の話で言えば、去年の年末から今年にかけて、NGTの騒動が話題になりました。
この時も、会社の運営の在り方が問題になっていました。
そこで、アイドルとして最前線で活躍している指原さんが運営に対して色々と意見を言ったことで世間から大きく期待されていました。
これもおそらく、現場のことを最もよく知っている人間、かつ、
意見を言える立場にいる人間だからこそできることだと思います。

芸能界に限らず、おそらく日本の多くの会社で似たような現象というのは頻発しているのではないかと思います。
どういうことかというと、会社の経営・運用にかかわっている人というのは、
現場のことをあまり把握していない。
そのため、現場ファーストの考えになっていない。
そこで、現場で働いている人と会社側での乖離が大きくなり、
会社として大きな問題となってしまう。

最近は働き方改革という言葉をよく耳にします。
残業を減らしたり、有給を取得しやすくするなどの取り組みがありますが、
所詮小手先の対策でしかないと思っています。
働きやすい会社となるためには、
まず現場の人間のことを第一に考えることができるかどうかが大事なはずです。
そして、それを実現するためには、現場の最前線で働いて結果を出した人間が、
会社の運営に積極的に関わって、会社を変えていくことが必要なのだと思います。

この一連の騒動によって、日本の社会全体が少しでも良くなるような動きが出てくると良いなと思いました。