AxiZ沖縄ブログ

エンジニア育成学校【AxiZ沖縄】のブログです。

同じミスを繰り返さないためには

仕事において、 同じミスを何回も繰り返していると大抵の場合怒られてしまいます。
周りの人からの信用をなくしてしまう場合もあります。
そのため、仕事においては一度ミスした後、同じミスを何度もしないようにすることが大事です。

意識だけでは難しい

大抵の場合、仕事上のミスは事前に確認を徹底していれば防ぐことができます。
なので、一度ミスした場合は、「次からはしっかりと確認するようにしよう」と意識を改めます。
それにより、ミスした直後は確認を怠らず、同じミスはしなくなります。
しかし、大抵の人はそこから時間がたつと、気持ちが緩んで確認を怠ってしまい、
再び同じミスをしてしまうのです。

「次からは気を付けよう」という意識をどれだけ高く持とうが、人間である以上、
同じミスはしてしまうものだと思っています。
人間は感情で動いてしまう生き物です。
だから、その時の感情によって確認を怠ってしまう可能性は十分にあり得ます。
また、急な割り込みの仕事や、急なトラブルが発生した場合、意識がそこに集中してしまい、 普段なら意識している部分の確認を忘れてしまう、
というのは十分起こり得ることです。

大事なことは仕組みを作ること

意識だけで同じミスを起こさないようにするのは難しいです。
ではどうすればいいのかというと、同じミスをしない仕組みを考えることです。

メールを例に考えます。
メールを送信するとき、添付ファイルを一緒に送信することが多くあります。
メールを送るときに、添付ファイルを添付し忘れる、というのはよくありがちなミスです。
これは、メールを送信するときに添付ファイルが添付されているかを確認すれば防げるミスではあります。
しかし、1日のメールのやり取りが多くなればなるほど、1通のメールにかける時間は少なくなるし、 また、メールの作成中に割り込みで別の仕事を依頼されたりすると、
確認を忘れてしまう事は誰しもあることです。
ファイルの添付し忘れのミスを防ぐには、
添付し忘れを防ぐ仕組みを考えます。

大抵のメーラーの機能には、「添付」という文字をタイトルや本文にいれた場合、
添付ファイルがないと警告を出してくれるものが多いです。
この機能を利用して、メールで添付ファイルを送るときには、 タイトルに「添付」という言葉を入れることをルールとして定めることで、 ミスが発生する確立を減らすことができます。

他にも、Gメールであれば送信取り消しの機能を使う。
Bccに自分自身のメールアドレスを入れ、
送った後にメールの確認ができる仕組みを作る、など。
メールのミスを防ぐ方法はいろいろ考えることができます。

システムエンジニア的な発想を

システムエンジニアの仕事は、プログラミングを使って人間が手動で行っている作業をコンピュータによって自動化することです。
システム化することによる大きなメリットの一つは、
人為的なミスをなくすという点です。
作業を効率化する、ということも大きな利点の一つですが、 ミスを減らすことが、結果的に作業の効率化につながっているケースも少なくありません。

何が言いたいかというと、システムエンジニアの仕事は、 ミスをしなくなる仕組みを作ることが大きな仕事だということです。
なので、自分自身が働いていてミスをしたときにも、 どうすれば次に同じミスをしないのか、という発想を持つことが大事です。
常にその発想を持つことで、自分自身のミスを減らせるだけでなく、 お客さんに対して有益な提案をすることができるエンジニアになることができます。

ミスをしたときには、使っているツールにミスを防ぐ機能がないかを調べてみる。
ミスを減らせるツールがないかを調べて見る。
自分でプログラムを作り、ミスをしない仕組みにしてしまう。
などなど、様々な工夫をして、同じミスをしないような仕組みを考えましょう。