AxiZ沖縄ブログ

エンジニア育成学校【AxiZ沖縄】のブログです。

お金をもらっているからちゃんと働けという発言は普通にパワハラであると思う

時々、「お金をもらっているからちゃんと働け」という人がいます。
私的には、普通にパワハラ発言な気がしてなりません。

実際のところ、自分の力だけでお金を稼ぐのはなかなか大変なことです。
だから、企業に所属しているだけで給料をもらえるというのはそれなりにありがたいことで、
いるだけで給料をもらえることに対する感謝の気持ちは持っておく必要があると思います。

でも、会社はよっぽどのことがない限り、従業員には給料を支払わなければいけないわけで、 そこで「お金をもらっているからちゃんと働け」という発言をするのは、 権力の強い人が部下に対して都合よく動いてもらうための単なるパワハラであると思います。
本人のモチベーションや仕事の目的を一切考慮されておらず、権力に任せて働かせている感じです。
最近はお金よりもやりがいや自分の成長のために働きたいという人の割合の方が多い傾向にあります。
そういう人達にとっては、「お金をもらっているから働け」という発言は、 ただただモチベーションを下げる効果しかありません。

ただ、お金をもらっているとか、もらっていないに関わらず、 仕事は真剣に取り組む必要があると思っています。
私がそう思う理由は、仕事は人の役に立つ必要があるからです。
仕事と遊びには明確な境界線はないという内容の記事を以前書きましたが、 違いを挙げるなら、人の役に立つかどうか、という点が大きいかもしれません。

趣味で自分のために料理を作っている人と、仕事で厨房で料理を作っている人。
両方ともやっていることは同じですが、片方は給料が発生し、片方は発生しません。
それは、仕事の場合は、だれか料理を食べたい人がいて、その人のために作っているからです。
趣味の場合は自分だけのために作っていて、誰かの役に立っているわけではありません。

お金をもらっているから、という理由で仕事のモチベーションを上げることができる人はそれでも問題ないかと思いますが、 お金よりもやりがいを重視している人は、人の役に立つため、 という意識を持って仕事をしてみてはどうでしょう。