AxiZ沖縄ブログ

エンジニア育成学校【AxiZ沖縄】のブログです。

失敗を失敗と思わないコツ

失敗したとき、「自分はダメな奴だ」とネガティブにとらえて落ち込んでしまう人と、
「次の挑戦に活かそう」とポジティブにとらえる人がいます。
この違いはどこから生まれるのでしょうか。
元々の性格がポジティブかネガティブかという違いもあるかもしれませんが、
最も大きな違いは目標の違いではないかと思います。

プログラミングを例に考えてみます。
プログラミングをしていると、
エラーが出ることは頻繁にあります。
エラーが出た時にネガティブにとらえる人は、
「今作っているプログラムが動くこと」が目標になっていると推測できます。
今作っているプログラムを動かしたい。でもエラーが出てしまった。
そうなると、目標を妨げられた感覚になるので、
ネガティブにとらえてしまうのも無理はありません。
一方で、エラーが出た時にポジティブにとらえる人は、
「プログラミングスキルの向上」を目標にしていると推測できます。
スキルを身に付けることが目標であれば、
エラーが出た時は知識が増えるチャンスでもありますし、
エラーに対処するノウハウを身に付けるチャンスでもあります。
つまり、エラーが出ても、失敗とは感じにくくなります。

経営者の中には、「会社を大きくすること」を目標にしている人も多いかと思います。
経営者からすると、1つの仕事が失敗しても、
そこで得たことを活かして次の仕事で取り返せば問題ないはずです。
結果的に会社が大きくなればいいので、
その中の過程でいくつか失敗があったとしても、
問題ととらえる必要はなく、ポジティブにとらえる人が多いと思います。
しかし、会社の従業員で「目の前の仕事をこなすこと」が目標になっていいる人は、
1つの仕事に失敗したら、目標を達成できなかったことになってしまい、
ネガティブにとらえてしまう可能性が高くなります。

同じことに取り組む人でも、
目標をどう定めているかによって失敗のとらえ方が変わってくるのです。
失敗したときにネガティブにとらえて落ち込みやすいという人は、
正確の前にまず目標の設定が適切かどうかを考え直してみてはいかがでしょうか。