AxiZ沖縄ブログ

エンジニア育成学校【AxiZ沖縄】のブログです。

内定者研修見学レポート

【内定者研修】

3/5(火)~3/7(金)の期間、 AxiZ東京で内定者向けの研修がありました。
沖縄でも実施する予定のため、東京での研修を見学に行ってきました。

今回は、その様子と参加してみての感想をお伝えします。


1日目は、カレー作りから学ぶITの仕事。

ITの仕事の流れを解説し、
カレー作りをシステム開発の仕事に見立てて体験しようというもの。
チームを組んで、スケジュールを立て、
役割分担を行いながら作業を行ってもらいました。
参加者は全部で14人。レンタルキッチンで実施しました。
3~4人のチームを作成し、以下の内容を実施してもらいました。

  1. スケジュール作成
  2. 買い出し
  3. カレー作り
  4. 実食
  5. 後片付け
  6. 振り返り

皆さん楽しんで取り組んでもらえたようでした。
チームによって色が出ており、見ている方も楽しかったです。

私は全体を客観的に観察していましたが、そこで感じたのは、3人のチームの方が、
4人のチームよりもうまく役割分担して効率よく進めていた、ということです。

実際のシステム開発に置いて、人が足りなくなるのはよくあることですが、
多く人を集めればその分効率よくなるかというと、そんなことはありません。
人が多くなれば多くなるほど、全体をコントロールするのは難しく、
コミュニケーションのすれ違いも発生しやすくなります。
時間を持て余してしまう人が出てくるのもよくあることです。

今回の内容はカレー作りという、システム開発とは全く異なる分野ではありますが、
チームで作業することの難しさが表れており、
見ている側としてもとても勉強になりました。


2日はパソコン分解・ソフトウェア。

午前中は、パソコンをグループのメンバーで分解しながら、
五大装置を学んでいくというもの。 いわばハードウェアのお勉強です。

午後はOSとソフトウェア。 LinuxというサーバーOSについて紹介し、
CUIという、コマンドによる操作を体験してもらいました。
また、WinMergeという便利なソフトウェアの紹介なども行いました。

1日かけてハードウェアとソフトウェアという、いわばITにおける基礎を学びました。
パソコンを分解するというのは、なかなか経験しないことなので、
初めてパソコンを分解したという人はいい経験になったのではないでしょうか。


3日目は、ネットワーク・セキュリティ・アルゴリズム

ネットワークでは、コマンドを使ってIPアドレスを調べたり、
共有ファイルを作成してネットワーク上の通信を確認してもらいました。

セキュリティでは、様々な認証方法を紹介し、
安全なパスワードの設定方法をグループで考えてもらいました。

アルゴリズムでは、最初にフローチャートを学びました。
その後、Scratchという学習用のプログラミング言語を使って、
ゲームを作ってもらいました。

どの分野も軽く紹介した程度ですが、
グループのメンバーで一つの動くものを作るという作業は、
楽しめた人が多かったのではないでしょうか。


内定者研修ではがっつりITの技術を学ぶ講義をするわけではなく、
少しでもITに興味を持ってもらうこと。
そして研修生同士が仲良くなってもらうという目的で実施しました。

東京での研修を参考にしながら、
沖縄でも研修生にとって有意義となる内定者研修にしていきたいと思います。