AxiZ沖縄ブログ

エンジニア育成学校【AxiZ沖縄】のブログです。

目的を最優先に考える


仕事において最も大事なことは何か、と問われたら、それは「目的」であると思います。

  • 何のための仕事か
  • 何のための会議か
  • 何のための資料か
  • 何のためのプロジェクトか

一つ一つの仕事には必ず目的が存在するはずです。
だから仕事をするときは、この作業は何のためにあるのかを常に考えることが重要です。

仕事の目的を確認する

会社で働いていると、何のために実施しているか分からない「会議」や「朝礼」、 何のために提出しているか分からない資料など、無駄だと思える作業が存在することがあります。
何の目的で実施しているのか分からないのであれば、目的を確認する必要があります。
もし、作業を指示している人が目的を明確に答えられないのであれば、それは意味のない作業です。
会社の中で昔からの慣習としてなんとなく存在しているものかもしれません。
意味がないと知りながら、流れに任せて言われたことだけをこなすことを続けていると 思考停止状態となり、自分では何も考えない人になる危険性大です。
自分で代替案を考えて行動に移し、思考停止の人にならないよう、目的達成のための仕事をしましょう。

手段を目的にしないこと

仕事というのはまず目的があり、その目的達成のための手段を考えてアプローチしていくことになります。
重要なのは目的で、手段があくまで手段ですが、仕事をしていると往々にして手段が目的になることがあります。
システム開発では特によくありがちです。
業務を効率化することが目的でシステムを導入するはずが、 途中からシステムを導入すること自体が目的になってしまい、 導入した後に本来の目的が達成できていないと気付くなんてことも。

システム開発の過程においても同じことがあります。
開発工程における「テスト」は、システムの品質を上げるために実施するものですが、 システムの規模からテストの数に規定が定められて、 途中からテストの数をこなすことが目的になることがあります。

今の仕事の目的は何か。
そして、その達成のための手段として適切かどうかを考え、手段が目的にならないように注意しましょう。

常識やマニュアルにとらわれ過ぎないように

ある程度の規模の会社であれば、仕事の進め方のマニュアルがあるかと思います。
接客業や電話対応でもマニュアルの資料が作られている会社は多いでしょう。
マニュアルは仕事を進めていくうえでの指針となるため、知っておいて損はないですが、 マニュアル通りやっていればいいという発想にはならないようにしましょう。
マニュアルにも、それを作る目的があるはずです。
システム開発であれば、品質を上げるため。
接客であれば、顧客満足度を上げるため、またはクレームを出さないため、など。
マニュアルなどなくても、一人一人が目的を明確に意識して、 目的達成のために最善を尽くして行動することができれば、 マニュアルなどなくても大抵うまく回るはずです。

目的も考えずに、 「マニュアルに書いているからやった。」
「マニュアルに書いていないからやっていない。」
とただマニュアル通りに動いている人は、思考停止状態です。
マニュアルに書いてあることを何も考えずに実行することは、誰でもできます。
いわば替えのきく人材だとも言えます。

接客など、直接人と接する仕事では、必ずこうすれば相手が満足するという明確な答えはありません。
時にマニュアルに反する行動をとる方が相手は満足してくれることだってあり得ます。
マニュアルは仕事の指針を確認するという意味では重要ですが、 替えのきかない人材になるためには、マニュアルや常識という言葉にとらわれず、 常に目的を意識した行動をとれるかどうかが重要です。