AxiZ沖縄ブログ

エンジニア育成学校【AxiZ沖縄】のブログです。

やる気とは何かを考えてみる

求人の募集なんかで「やる気重視」なんてのがよくあります。
やる気があれば大丈夫です!と。
本当ですか?(笑)
だとしたら「やる気」とは何なのでしょうか。
私なりにそれを考えてみました。

やる気って何?

仕事や勉強で、やる気がある人はすぐに取り組むことができるけれど、 やる気がない人は、なかなか動き出すことができない。
そう考えると、やる気とは「行動するための原動力」のようなイメージでしょうか。
やる気を出すための「やる気スイッチ」なんて言葉もよく耳にします。
やる気のスイッチ! なんて本もあります。
ただ、才能の正体 の中で著者の坪田先生は、「やる気というのは幻想。あるのは動機づけ」だとおっしゃっています。
行動するための動機や目的を明確にすることが重要なのだと。
確かに、読むと納得です。

行動してればそれでいいのか

では、仕事も勉強も動機を明確にすれば、それでよいのでしょうか。
動機を明確にして行動できれば良いのでしょうか。
私はそうは思いません。
結果を出すためには、目的や目標に対して、 どうすれば結果を出せるかを自分自身で真剣に考えることが必要だと思います。

もし、やる気さえあれば大丈夫、ということであれば、「やる気がある」とは
「目的や目標に対して、どうすれば結果を出せるかを本気で考えて実行できる」
ということだと私は思います。

例えば、大学受験のために塾に通っているAさんとBさんがいるとします。
Aさんは、毎日朝早くから塾に来て、講義を受け、遅くまで勉強しています。
真面目に取り組んでおり、勉強方法や勉強内容は、塾講師から言われたことを忠実に勉強しています。
一方でBさんは、講義を受けるのは時間の無駄だと思い、自分で本を買い、 塾の講義はさぼって家や自習室で勉強しています。必要だと思うときしか講義には出席しません。

AさんとBさんで、どちらの方がやる気があるかと言えば、
私はBさんの方だと思います。
「指示されたことを真剣に取り組むこと」よりも 「自分自身でよく考えて行動に移す」ことの方が重要です。

特に、目標が「自分の成長」に関わる場合は尚更です。
人から言われたことではなく、自分自身で考えて納得したことでないと、
行動しても意味がありません。

考えながら行動できる人が最強

成長して結果も出せる人は、 「考えながら行動できる人」「行動しながら考えられる人」です。
行動力のある人は、結果を出しやすいと思いますが、 真剣に考えることができないと、本当の意味で成功はできないでしょう。
考えるだけで行動しない人は、何も残せません。
行動しないし考えもしない人は問題外。

やる気をアピールするのであれば、
自分で真剣に考え、行動できる人を目指したいところです。