メモ活用術
社会人になって仕事を始めると、メモを取る癖をつけておくことは重要です。
ここではメモ術についてお伝えします。
メモの目的
メモを取る目的は2つあります。
- 安心して忘れるため
- 相手を安心させるため
の2つです。
安心して忘れるため
人間の脳は非常に忘れやすいです。
自分では覚えているつもりでも、少し時間がたっただけですぐに忘れてしまっていることもしばしば。
どのくらい忘れやすいのかは、「エビングハウスの忘却曲線」というキーワードで調べてみてください。
脳科学や勉強法の本でも頻繁に出てくる言葉です。
メモを残しておけば、たとえ忘れたとしても、見返すことで思い出すことができます。
別の記事で書きましたが、メモを取っていない状態で内容を忘れてしまった場合、 同じ内容を再度確認する必要があるため、相手の時間を奪うことになってしまいます。
仕事ではそれはNGです。
そうならないために、メモを取る癖をつけましょう。相手を安心させるため
大事な話をしているとき、相手がメモを取っていない場合、忘れてしまわないか不安になります。
メモを取っている姿を見れば、安心して話をすることができます。常にペンとメモを持ち歩く
この2つの目的を達成するためには、ペンとメモを持ち歩く習慣を持つことが大事です。
報連相をしに行くとき、上司から呼ばれた場合、打合せをするとき、など とにかく人と話す場面ではペンとメモを持ち歩くようにしましょう。
メモを活用する
メモ帳・ノートは大きいものがオススメ
メモ帳やノートのサイズは大小さまざまなものがありますが、大きいものがオススメです。
理由は、単純に書きやすいから。
文字も大きく書けますし、図や絵も描けます。
スペースを広く使えるので、アイデアを出す場合にも大きいメモ帳やノードの方が便利です。頭の整理
アイデアを整理したり、学習した内容を整理したり、話した内容を整理したりなど、 自分の頭の中やメモに取っていた内容を整理するにもメモは重宝します。
また、メモを取るときは、階層構造を意識して書くようにすると、情報が整理しやすくなります。
また、図や絵を描きやすいのが紙にメモを取るときのメリットです。オススメ本
電子メモの活用
メモは、紙に書いた方が良い場合もあれば、パソコンやスマホを使ってデータで残したほうが良い場合もあります。
それぞれの強みを生かして両方をうまく使い分けていきましょう。
クラウドを活用する
文字で情報を残したい場合は、タイピングをマスターしていればパソコンの方が速く書けますので、パソコンを使った方が便利です。
また、メモをクラウド上に保存していればスマホでもいつでも見ることができますし、 スマホからメモした内容をパソコン上で見たり編集することもできるので便利です。
メモ活用のためのツールとしては、Evernoteが多く使われていて便利です。テキストエディタにこだわる
PCを使ってメモを取る場合は、テキストエディタにもこだわりましょう。
使いやすいエディタを使うことで作業効率が上がります。Markdown記法を活用する
PCでメモを取る場合は、Markdown記法がオススメです。
テキストからHTMLを生成するために開発された記法ですが、情報をまとめる時に非常に便利です。
簡単な記述で、見出しをつけたり、階層構造を表すことができます。
このブログも下書きはMarkdownを使って記述しています。
ネット上に情報をアップする際にも、Markdown記法が使えるサービスは多いので、 覚えておくと様々な場面で使えます。
セミナーや講演会に行って感じたこと
これはセミナーや講演会に行ったときに感じたことですが、
セミナーや講演会の参加者でメモを取らない人は意外と多いです。
すごくいい内容の講演をしていて、興味深そうに聞いてはいるものの、
メモは取らないのです。
ここでメモを取らない人達は、
きっと一週間後には9割以上の内容を忘れていることでしょう。
自ら講演会に参加している人たちなので、
きっと意識は高い人たちなのだろうと思いますが、
メモを取らないということはその機会を存分には活かしきれていないと思います。
自分にとってためになる話が聞けるタイミングではいつでもメモが取れるように、
普段からメモを取る習慣をつけておくことはとても大事です。