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eclipseについて

eclipseについて

eclipseとは、IDE(統合開発環境)と呼ばれる、
プログラムの開発をするためのツールです。
様々な言語に対応していますが、
Javaで開発を行うときによく使用されるツールです。
Javaの開発ツールのデファクトスタンダードだと言っても良いでしょう。

eclipseなしでJavaでプログラムを開発する場合、
まずはJDKをインストールし、環境を作ります。
その後、テキストエディタソースコードを作成し、
コンパイルをしてクラスファイルを作成します。
クラスファイルが作成されたら、プログラムを実行して動作を確かめます。
テキストエディタとコマンドだけを使用して作成するとなかなか手間です。
エラーが発生した際のデバッグの作業も大変です。

eclipseでは、コンパイルなどの面倒な手順を意識せずに開発することができます。
エラーの個所も分かりやすく、実行するのも簡単です。
もともと便利な機能が満載ですが、アドオンで様々な機能を追加することも可能です。
うまく使いこなせると、非常に便利です。

エディションの違い

eclipseには様々なバージョンがあります。
基本的に最新のバージョンを使用すれば問題ないかと思いますが、 ダウンロードする際、バージョンとは別にエディションを選ぶ必要があります。
エディションには「Standard Edition」と「Full Edition」があります。
違いを簡単に説明すると、Full Editionは、
最初から多くの環境・ツールが含まれています。
Standard Edelitionは、必要最低限の環境・ツールが含まれています。
Standard Edelitionを使用する場合、JDKを自分で別途インストールし、環境を設定する必要があります。
Webアプリケーションを作成する場合、APサーバー(Tomcat)も自分で用意するなど、結構大変です。
メモリなど、PCのスペックに特に問題がないのであれば、Full Editionを選択したダウンロードすればよいでしょう。

eclipseを使用する際の注意点

  • 多くのメモリ容量使用する

    eclipseは非常に便利なツールですが、使用するにはそれなりのメモリ容量を必要とします。
    PCのスペックが低い場合は、動作が重くなる可能性が高いです。

  • コマンドによる操作も知っておこう。

    eclipseを使っての開発は非常に効率が良いのですが、 その反面、裏でどのようなことが起こっているのかが分かりにくいです。
    そのため、初めからeclipseを使って開発をしていると、 コンパイルや実行の仕組みが理解されないままになってしまう可能性があります。
    コンパイルの仕組みなどは、プログラミングを知る上では重要な知識なので、 一度はコマンドによる操作も試しておくことをお勧めします。

eclipseのショートカットキー

講義ではEclipseを使用してJavaの学習をしていますので、
Eclipseで知っておくと便利なショートカットキーを紹介します。

  • コピー(Ctrl + C)
  • 貼り付け(Ctrl + V)
  • 切り取り(Ctrl + X)
  • 保存(Ctrl + S)
  • 全選択(Ctrl + A)
  • 検索(Ctrl + F)
  • タブの移動(Ctrl + Tab)

  • コメントアウト(Ctrl + Shift + C または Ctrl + /)

  • 候補の一覧を表示(Ctrl + Space)
  • 整形(Ctrl + Shift + F)

上の7つはOSでも共通でのショートカットキーなので、
是非とも覚えておきましょう。
下の3つはEclipseで個人的によく使用するショートカットキーです。
他にもたくさんあるので、一度調べてみて、
使えそうなものはどんどん取り入れていきましょう。